豆腐と高野豆腐

栄養価や保存性、製法などの違いをくわしく解説

「高野豆腐」ってどんな豆腐?

たんぱく質が栄養素の半分を占めるスーパー食材

高野豆腐には、たんぱく質、カルシウム、鉄分がたっぷり含まれています。

高野豆腐の主な栄養成分(全形1枚=16.5gあたり)
栄養素含有量特徴・効果
たんぱく質 8.5g 筋肉や肌を作る、大豆由来の植物性たんぱく質
カルシウム 81mg 骨や歯を丈夫にする(牛乳と同等)
鉄分 1.0mg 貧血予防、エネルギー代謝を助ける
レジスタントたんぱく質 3.0g 身体に吸収されにくく食物繊維に似た働きをする
食物繊維 0.2~0.6g 腸内環境を整え、便秘予防に効果的
脂質 5.7g 体に良い不飽和脂肪酸が豊富
カロリー 87kcal 栄養価が高いが、低糖質でヘルシー

「豆腐」と「高野豆腐」のちがい

  • 1.製造方法

    豆腐は生鮮食品のように水分を多く含んでいるため、おいしく食べられる期間が短い。高野豆腐は「加工食品」で、乾燥させているため長期保存が可能。

  • 2.食感

    豆腐はなめらかでやわらかい。
    高野豆腐は水分を含むとスポンジ状に戻り、加熱調理するとふわふわ、熱湯に浸すとドロドロにとける。

  • 3.栄養価

    豆腐は低カロリーでヘルシー。高野豆腐は1ヶ月弱の低温熟成により凝縮された栄養が豊富で、特にたんぱく質・カルシウム・鉄分が多い。

高野豆腐の歴史

高野豆腐の歴史は約800年。
鎌倉時代(12~14世紀)に、和歌山県の高野山(こうやさん)で作られたことが始まりとされています。